孫ができて改めて相続を考えてみる

 緊急事態宣言もまん延防止等重点措置も出されない久し振りのGWで観光地や街中はかなり賑わっているようで、少しづつでもコロナ禍以前の暮らしに戻りつつあることは最近でも数少ない良いニュースですね。

 このまま新たな感染の大きな波を迎えることなく何とか終息してもらいたいものです。

 

 さて、私事ではありますが今年初め有難いことに初孫を授かりました。

 全国的にコロナも落ち着いていたので先月東京で初めて会うことができましたが何とも不思議な気持ちでした^^;)

 初めての孫ですし久し振りに抱っこする赤ちゃんですからもちろん可愛いのですが、自分が”おじいちゃん”になったという実感が正直まだ沸かないんですね(笑)

 多分もう少し大きくなって片言でも話すようになったり、歩き始めて”おじいちゃん”と呼ばれるようになれば実感が沸いてきてより可愛さが増してくるんでしょうね (^^)。その日が来るのが今から楽しみです。

 

 ただ仕事柄かもしれませんが、今回孫ができたことで改めて自分自身の相続を考える良い機会になりました。

 この仕事を始めるようになってから何となく考えてはいましたが、孫ができたことによって数年後・十数年後といった時間軸を置いてより具体的に生前の対策を考えることができます。

 

 〇教育資金や住宅取得資金等の一括贈与に係る贈与税の非課税制度の利用

 〇暦年課税における特例贈与と相続時精算課税の選択

 〇自宅や賃貸不動産を相続させる際の『小規模宅地等の特例』の適用 など

 

子供達のライフステージに応じて生前から考えられる相続対策は様々ありますが、大切なのは

 ①親からの一方的な贈与・相続ではなく子供達のライフスタイルや意向にも適ったものであること

そして子供が複数いる場合には

 ②兄弟姉妹間で著しく不公平が生じないものであること

だと常々私は考えています。

 

 「まだまだ先の事じゃないか?」と思われるかもしれませんが、遅かれ早かれいずれ必ず相続させる時は来ます。

 子供の成人や就職・結婚、孫の生誕など何か身の回りに変化が起こったタイミングで家族全員で相続について話し合ってみる機会があっても良いのではないでしょうか。

 人生100年時代、相続する側も新しい世代に変わりつつあるこれからはきっとそういう時代になっていくと思います。